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もくじ
働き方改革
働き方改革の一環として、副業を許可する会社が増えてきました。
副業が認められてきた2018年で副業元年と言われています。
独身実家暮らしだった私は愛知県の中小企業の工場で働いていました。
あまり業績はよくなく、仕事が少なかったので残業も全くなく定時の17時に帰宅していました。
家に帰ってごろごろYouTubeを見たりする日々。
休日も昼頃まで寝ている生活をしており、ふと思いました。
「こんなだらだらしていて良いのだろうか。もっと有意義な時間を過ごしたいと。」
そこで副業することを決めました。
会社への打診
当然本業として勤めていた会社は副業は許可されていませんでした。
そこでまず総務の方に相談をしました。
「無駄に過ごしている時間で副業をしたい」
「少し生活に困っている」
さらには、「残業もないし給料に不満があるので転職も考えている。」
これは少し脅しているような言葉になってしまっていますが。
何度か相談した結果、総務の方が上の人に提案してくださる事になりました。
そこからは早かったです。
上層部の方の柔軟な考えのおかげで、副業が許可されたのです。
副業先の条件
許可も下りた事だしさっそく仕事を探そう!
シフトを自由に決めれそうなコンビニとかでいいかな?
しかし総務の方の一言でこの仕事探しが難航していしまいます。
「昼に本業で8時間働いた後に副業するなら残業代発生するよ」
そうなんです。
1日8時間以上、週に40時間以上の労働に残業代がつくのは皆さんご存知だと思いますが、2社以上で働く場合、合計の労働時間で残業代が発生するのです。
つまり本業A社で8時間労働した後に、副業B社で4時間働く場合は、B社での4時間の労働が残業となるのです。
では残業代はどちらの会社が支払うのでしょうか?
それは後から労働契約を結んだ会社に支払う義務があります。
大体の場合副業先が支払う事になるでしょう。
当時の愛知県の最低賃金×1.25倍は約1100円以上になります。
時給1100円以上を設定している会社でなければ残業代未払いとなってしまうのです。
時給1000円で募集している会社が、「副業だから時給1100円で雇ってくれ」なんて言っても採用する会社なんていないでしょう。
つまり元から時給1100円の会社で仕事を探さなければならないのです。
※実際に、労働者は残業を請求できますし、会社は残業代を払わなければいけません。
しかし、現状は残業代が払われていない事がほとんどで、グレーな扱いになっています。
そもそも、100%有休消化や分刻みの残業代の支給などを行っていない会社がほとんどではないでしょうか。
当たり前の事ですが、私の同僚は、本業の後に時給1000円の仕事を数年間続けていますが、特に問題になっていません。
今回、残業代を含めた時給で仕事を探し続けていたのは、あくまでも総務の一言からです。
弱みを握られるのが怖かったため、変にこだわりぬいた結果です。
田舎ならではの苦労
愛知県といっても田舎の方で生活、仕事をしていたのでなかなか1100円を超える仕事は見つかりません。
名古屋の方に出れば仕事はありますが、通勤時間がかかる為労働時間が減ってしまいます。
田舎で時給が良いのは深夜帯の仕事かパチンコ屋ぐらいでした。
中々見つからないので複数の求人サイトに登録して時給以外の条件を付けずに探していました。
求人探しに一ヶ月程費やした結果、やっと条件に合う求人が見つかったのです。
探していた職種
話は少し戻りますが、私が探していた職種についてです。
本業でしていた仕事は製品の品質チェックの仕事です。
資格もいらない誰でも出来るような仕事です。
高校は商業高校を出ていたので、在学中に簿記やパソコンの資格をいくつか取得していました。
しかし高校卒業後8年間、全くパソコンを触ってこなかったので到底資格を生かすことは出来ませんでした。
なので出来る仕事は、コンビニや飲食店などスキルのいらない仕事なのです。
スキルを身につける必要性
幸い某大企業の受付事務の仕事を見つけれたのですが、ここでも英語が喋れると待遇が良かったです。
なにか違う仕事をするのにあまりにもスキルがなさすぎる事に気づきました。
副業するにしろ転職するにしろ、スキルが何もないと全然良い仕事が見つかりません。
現場仕事をしている職人さんならその技術がスキルにつながるでしょうし、パソコンを使って仕事している方ならその技術がスキルになります。
グローバル化が進んでいる中英語が喋れるのも強いスキルです。
スキルのいらない誰でも出来る仕事を淡々とこなしていれば安定した生活を送れているように思うかもしれません。
しかし誰でも出来る仕事はいずれAI達が担うようになるでしょう。
そんな状況になった時、転職を考えるかもしれません。
しかしその時に何もスキルがないと全然仕事が見つからず、過酷な労働条件の仕事しか残っていないのかもしれません。
今、何もスキルがなく誰でも出来る仕事をしている方がいたら一度将来の自分を想像してみてください。
そして今から行動に移してみるのです。
なにかスキルを身につける場の一つに副業があります。
もちろんいきなり労働だけでスキルを身につけるのは難しいでしょう。
1日1時間でもいいので何か自分が興味のある分野の勉強から始めるのはどうでしょうか?
今からでも遅くはないです。
副業の注意点
最後に副業する時の注意点です。
・本業、副業の労働時間を考慮して時給に注意して仕事を探す事
・本業と他業種の仕事をする事。
これは実体験ですが、本業8時間のあとに副業で4時間仕事していました。
1日12時間の労働ですが、こんなに働けたのも他業種の仕事だったからです。
同業種の仕事だと飽きてしまい仕事に集中出来なくなったでしょう。
参考になれば幸いです。
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