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もくじ
管理栄養士の資格を生かした副業
正社員の管理栄養士として働いていますが、お給料は一般的なOLさんと比べるとずっと少ないので、ちょこちょこ副業をしています。
単発でできる「特定保健指導」です。
管理栄養士か保健師の資格があれば、仮にペーパーでも法的には従事できます。
仕事内容は、健診結果で「メタボ予備軍」と判定された方の健康づくりのお手伝いをする仕事で、本社からの指示で対象者様の職場や市の公民館、ご自宅や近くの喫茶店などへ出向き、30分ほどの面談を行います。
その結果を報告書にまとめて本社に送ります。
本業との両立
どのように本業と両立しているかというと、
わたしが登録している会社には、週何日以上勤務といったしばりはまったくなく、本社から依頼が来たらその日程や勤務地が可能かどうかお返事するシステムなので、自分が可能な日程ならお受けするのです。
都合がつかない日はお断りすることができます。
会社によっては、インターネット上で仕事内容が掲載され、そこに応募する方式をとっていることもあります。
また、対象者様と直接連絡をとって面談日を相談して決めるスタイルのお仕事もあるため、うまく調整すればスキマ時間を活用することも可能です。
自分がお仕事したい時にだけお仕事をして、本業が忙しい時は本業に専念することが可能なのです。
お仕事は1時間~8時間とまちまちのため、半休をとって会社の近くで午前中に1時間ほど副業をし、午後から本業に出社、ということも可能です。
その反面、自分が副業をしたい時に仕事があるとも限りません。
また報酬は会社や案件によりまちまちですが、時給1500円~が相場です。
案件によっては、30分ほどの面談で5000円の場合もあります。
保健指導の仕事のデメリット
ただし、この副業にはデメリットもあります。
まず、収入が安定しないことです。
保健指導には繁忙期と閑散期があり、閑散期はまったく依頼が来ないこともあります。
よって、定期的な収入としてあてにできないのです。
これだけで食っていくことなど到底不可能です。
だからこその高時給なのでしょう。
しかも、せっかく依頼を受けて予定をあけていたのに、ドタキャンされることもあります。
相手は働き盛りの会社員が多いので仕方ありません。
わざわざ有給とって本業の仕事も調整してたのに…とがっかりすることは多々あります。
あるいは、当時急に、時間を大幅に短縮されることもあります。
逆に、自分の用事ができたからと、簡単に仕事をキャンセルするのも厳禁ですので責任もって仕事を受けなければなりません。
他にも、対象者様と直接電話で日程調整をしなければならない案件がある点も大きなデメリットです。
会社に電話するのはまだ良いのですが、個人の電話で対象者様の携帯電話や自宅の電話にかけるのは、個人情報の面から勇気がいるものです。
ガラケーを使っていた時は2in1という、メインの携帯で別の電話番号を一日単位で取れる機能があったのですが、今のスマホにはその機能がなく、IP電話のアプリをダウンロードしてそこからかけています。
しかしこのIP電話、何しろ電波も音声も悪い。通話が不安定で聞こえないことがあり対象者様に不信感を与えることもあります。
IP電話の050の番号が相手に表示されると、怪しい電話だと思われて出ていただけなかったり、切られたりすることもあり面談が成立しないことも。
副業用の携帯を用意するほどたくさん使うわけでもないので困りものです。
さらに電話する場所も重要です。
平日の昼間に電話しないといけないこともありますが、電話すると声が聞こえてしまうので場所に気を遣います。
平日の昼間なんて本業があるので、休憩中にわざわざ会社から少し離れたところへ行ってかけています。
とはいえ大声で話すのもいやらしく、苦労しています。
さらに、この手の仕事は基本的に自宅から現場へ直行直帰します。
よって、メールや郵便で本社とやりとりすることが多いです。
仕事の後の報告書や勤怠表、仕事をしていなくても定期的な提出書類や研修があったりしてとにかく面倒です。
正直、あまり割のいい仕事ではありません。
普段本社へ行かないことから、仕事のスキルアップにも課題があります。
わたしは元々本業として保健指導に関わる仕事をしており、いつも行っていた業務なので要領がやわかりなんの抵抗もありませんが、もし初めてだったら、一人で対象者様の元へ出向き、しっかりと個別面談で保健指導を行えるか、とても不安になると思います。
始めは先輩がついて…なんてわけにはいきませんので、初日から独り立ちです。
保健指導の仕事をするなら
よって、経験者の方で、本業の休みが融通のききやすい方とってはうまく活用すればお小遣い稼ぎになりますが、そうでない方には難しいかもしれません。
仕事は平日の日中が多いので平日休みの方には有利です。
もちろん、ちゃんと自分で確定申告をしましょう。
こうしたのを前提に、時間に余裕があって少しでもお金がほしいという管理栄養士の資格をお持ちの方は、登録を検討されてはいかがでしょうか。
副業はあくまでお小遣いであり、本業できちんとした収入を得られるようスキルアップすることが一番大切です。
日々自分の技術をみがきましょう。
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